交通事故の慰謝料には、大きく分けて3つの基準があります。

1.自賠責保険の基準
もっとも基本となる基準で、被害者救済のために国が定めている最低限の補償額です。

2.任意保険の基準
保険会社が独自に定めている基準で、自賠責よりやや高いことがありますが、保険会社の判断で金額が決まる場合もあります。

3.弁護士基準（裁判基準）
裁判などで用いられる基準で、3つの中で最も高い金額が認められることが多いです。

一般的に、自賠責保険の基準で慰謝料を受け取るケースが多く、整形外科や接骨院に通う交通事故治療でもこの基準が使われます。

自賠責保険では、通院1日につき 4,300円（2025年現在）が慰謝料として支払われます。
この金額は「通院日数」と「治療期間」の両方を考慮して計算されます。

計算方法は以下の2つのうち、少ない方が適用されます。

・実通院日数 × 4,300円
・（治療期間の日数 × 2）× 4,300円

例えば、治療期間が90日で実通院日数が30日の場合、
30日 × 4,300円＝129,000円
90日×2＝180日 → 180日×4,300円＝774,000円
この場合は少ない方の129,000円が慰謝料となります。

このように、通院日数が少ないと慰謝料の金額も下がってしまうため、痛みや症状が続いている間はしっかりと通院を継続することが大切です。

整形外科と接骨院を併用して通院する場合も、慰謝料の基準は同じです。
ただし、同じ日に両方へ通うことはできないため、月単位でうまくスケジュールを組む必要があります。

また、途中で通院を中断してしまうと、治療が終了したとみなされ、慰謝料の対象期間も短くなってしまうため注意が必要です。

えびす鍼灸整骨院・整体院では、通院のペースや併用の仕方、保険会社とのやり取りまでサポートしています。慰謝料の計算や基準が不安な方も、無料相談をご利用ください。

Q1. 接骨院に通った場合も慰謝料の計算方法は同じですか？

A. はい、整形外科でも接骨院でも慰謝料の計算基準は同じです。通院日数と治療期間によって金額が決まります。

Q2. 通院を途中でやめた場合、慰謝料は減りますか？

A. はい。通院を中断すると、その時点で治療が終わったと判断されることが多く、慰謝料の対象期間も短くなります。症状がある間はしっかり通院することが大切です。

Q3. 保険会社の提示額が少ない気がします。どうすればいいですか？

A. 自賠責保険・任意保険・弁護士基準などで金額が異なるため、まずはどの基準で計算されているかを確認しましょう。必要に応じて弁護士に相談することで、増額が認められるケースもあります。

慰謝料の基準を正しく理解しておくことは、交通事故後の通院や保険対応でとても重要です。知らないままに保険会社の提示を受け入れてしまうと、本来受け取れるはずの金額より少なくなってしまうこともあります。

仙台市太白区長町南の 女性専門 えびす鍼灸整骨院・整体院 では、交通事故治療・リハビリ・慰謝料・保険・転院など、トータルでサポートしています。

慰謝料の基準や金額に不安がある方は、お気軽に無料相談をご利用ください。